大学職員、イギリスで学ぶ。

30代主夫のUCL留学体験記

英語学習について(スピーキング編)

英語の勉強法について、前回は単語学習に焦点を当ててお話をしました。

今回は、ちょっと苦手…という方も多いであろう、スピーキングの勉強法について記事にしていきたいと思います。

 

メインの勉強法:オンライン英会話

私の場合は、オンライン英会話のサーピスに本当にお世話になりました。

オンライン英会話のメリットは、なんと言ってもその安さです。

イギリスに来た当初は、現地の語学学校に通ってみるのも良いかな…。と思っていたのですが、いかんせん語学学校の学費が高い!

休職中で収入が無い自分にとってはとても捻出できない額でしたし、かといって、街行く人に英語で話しかける勇気もありませんでしたので、オンライン英会話はスピーキング力向上のための唯一のオプションでした。

 

オンライン英会話と一口に言っても、業者やプランによってサービスの質や料金は大きく異なります。

何を選んだら良いかな…とネットで色々と調べていた時に出会ったのが↓の記事です。

 

arairio.com

 

記事の前半は英語学習に関するジェネラルな話ですが、後半では

 

・DMM英会話

・レアジョブ

・NativeCamp

 

の3社のサービス内容・特徴について触れています。

 

記事を読んでいただければお分かりになるかと思いますが、それぞれに異なった特徴があるので、個人の状況や要望に合わせて利用するのがベストです(もちろん、上記3社以外にも山ほどオンライン英会話のサービスは存在するので、そちらを考慮に入れていただくのも良いかと思います)。

 

自分の場合は、上記の3社全てを利用しましたが、一番長く使っていたのはレアジョブでした。

理由としては、レアジョブが一番講師や教材の質が高いと感じていたからです。

なお、IELTSの受験直前期には、スピーキングテストの練習を多く積むために、回数無制限のNativeCampも併せて利用していました。

 

 

オンライン英会話利用法①:ニュース記事を題材にディスカッション

どのオンライン英会話も、日常会話から発音矯正、TOEFLやIELTSの対策等、受講生のニーズに合わせて様々な教材を取り揃えています。

そこで重要になるのは、自分の目的に合った教材をきちんと選ぶということです。

 

私の場合は、オンライン英会話を受ける目的は

 

①大学院入学のために必要なIELTSのスコアを取得すること

②大学院での授業にしっかりとついて行けるようなディスカッション力をつけること

 

の2つでした。

 

これらの目的を果たすためには、「特定のトピックについて自分の頭で考え、アイデアを正確かつ説得的な方法で伝える訓練を積む」ことが必要だと判断しました。

先ほど紹介したオンライン英会話サービスの一つであるレアジョブの教材「Daily News Article」は、私のこうした要望にぴったりの教材でした。

会員登録をしていなくても教材は閲覧できるので、良かったらご参照ください。

 

www.rarejob.com

 

こちらの教材では、ニュース記事と併せて、文中に出てくる単語の解説や、記事の内容に関するディスカッション・クエスチョンの欄が設けられています。

また、記事は「ビジネス」「テクノロジー」「教育」などのカテゴリーに分けられており、自分の興味に合った記事を探すことも容易です。

DMMやNativeCampにも同様のニュース記事の教材はありますが、個人的にはレアジョブのものが一番質が高いように思いました(あくまで個人の見解ですが)。

 

私はイギリスに来てから1年半ほど、「教育」のカテゴリにある記事から面白そうなものをピックアップし、自分の考えをできるだけ論理的な形でアウトプットする訓練を繰り返しました。

その訓練の甲斐あってか、今は大学院の授業中に自分の意見を英語で言うのにもさほど苦労はしていません(もちろん、改善の余地は大いにあるのですが…)。

 

 

オンライン英会話利用法②:文章の添削

オンライン英会話を常日頃利用されている方にはお馴染みのやり方ですが、レッスンの時間を用いて自分の書いた英文を講師に添削してもらうこともできます。

私は、IELTSのライティング問題から大学院の志望理由書に至るまで、様々な文章の添削をしてもらいました。

辞書を用いて頑張って書いた文章でも、講師からは大量の修正が入ることも珍しくなく、ちょっと心が折れかけることもあるのですが、その分学ぶことは多かったです。

 

 

オンライン英会話利用法③:スピーキングテストの練習

これは主にIELTS受験直前期に行っていたレッスンですが、実際にIELTSのスピーキングのフォーマットに沿って、時間を測りながらスピーキングを行い、内容について講師からフィードバックをもらう、というものです。

題材は、過去問を使うこともありましたし、ネタ切れになった時にはネット上で同じような素材を見つけて、それらを使うこともありました(違法じゃないやつです、念のため…)。

 

ieltsliz.com

 

こちらのサイトにはスピーキングに限らず、IELTSの全セクションの解答に関するコツやサンプルクエスチョンが載っているので、IELTS受験者の方々はぜひご活用ください。

自分の場合は、Daily News Articleでかなりディスカッションのトレーニングを積んだ後でも、いざ本番と同じ形式でやってみると意外とうまく話せなかったりもしたので、オンライン英会話を利用して本番の雰囲気に慣れておくのも良いかなと思います。

 

おわりに

今回は自分のスピーキングの勉強法についてお話をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

オンライン英会話の利用法の話がメインでしたが、スピーキング向上にとって一番大切なことは「継続性」だと思います。

自分の場合も、オンライン英会話をやっていたときは、ほぼ毎日レッスンを受講していました。継続的にレッスンを受けているうちに、英語で外国人と話すことがだんだんと「当たり前」の感覚になり、別段緊張もしなくなります。初回のレッスン受講時は、講師からSkypeのコールがかかって来た時には緊張で心臓がばくばくとして逃げ出したくもなりましたが、それも遠い昔です。

ぜひ皆さんも、継続的にスピーキングの練習ができる環境を探していただけたらと思いますし、そのためにこの記事がお役に立てば幸いです。