大学職員、イギリスで学ぶ。

30代主夫のUCL留学体験記

大学院での学びについて(コース・授業編)

気づけばあっという間に12月ですね。

9月に始まった大学院での授業も休みに入り、レポート作成期間に突入しました。

毎週の授業のリーディングの宿題から解放されたこともあり、ようやく落ち着いてきましたので、今回は私の通っている大学院のコースや授業についてご紹介します。

 

所属コース(MA Comparative Education)について

 

私の所属するコースはcomparative education(比較教育学)に関するもので、フルタイム・パートタイムの学生を合わせて約80名の学生が在籍しています。

比較教育学とは何ぞや?と聞かれたら、ざっくり言ってしまえば「教育に関する何らかの事象について国家間・地域間の比較を行い、知見を得る」ということになるかと思います。

とはいえ、各学生の興味・関心によって研究対象・方法論は様々で、自分のように高等教育に関心がある人もいれば、初等・中等教育、または生涯学習オルタナティブ・スクールなどを研究する人もいます。

 

コースのリンクも貼っておきますので、ご興味のある方はぜひ。

www.ucl.ac.uk

 

コースの授業について

 

UCL IoEの学期は秋(9月〜12月)、春(1月〜3月)、夏(4月=6月)に分かれており、基本的にはその3つの学期の中で必須科目2つ、選択科目2つに加えて、修士論文の授業を取ることになります。

わたしの場合は、

 

必須科目

  • Comparative Education: Theories and Methods(秋)
  • Education Traditions and Systems in Europe(春)

選択科目

  • Higher Education Institutions as Organisations: Their Strategic Management(春)
  • Higher Education: Comparative and International Perspectives(夏)

 

の授業を取ることにしました。

見てわかるように、選択科目はどちらも高等教育に関するものであり、これらの授業の存在が私がUCL IoEを志した理由でもあります。

 

余談ですが、イギリス、ことロンドンに限って言えば高等教育に関する授業を提供しているコースはそれほど多くはありません(あくまで個人の実感ですが…)。

前回の記事で、大学院に行くべきか否かについて考えるのにさんざん時間をかけたという話をしましたが、自分の関心に合ったコースを探すことにも多くの時間と労力を要しました。

自分がどうやってコースを探したかについては、一種の裏ワザ的なテクニックも含めて、改めて記事にしたいと思います。

 

 

学生のバックグラウンドについて

 

コロナの影響で秋学期は全てオンラインで授業が行われたこともあり、全員と直接会って話すことはできなかったので、得られた情報には限りがありますが、ざっと把握した限りでは

 

・日本人は自分を含めて2〜3人

・中国人、ヨーロッパ人(非英語圏含む)がそれぞれ全体の4割くらい

・中東やアフリカ、中南米の学生も少数ながら在籍

・社会人の学生も多く、教師や大学職員もいる

 

といったところでしょうか。

繰り返しますが、あくまで個人の感じたところなので、正確ではないかもしれません。

自分もようやっとコースメイトと仲良くなり始めたくらいのところで、「早くみんなでパブ行ってビール飲みたいね」なんて話していましたが、本当にコロナが収束し、対面で授業ができるようになるのを待つばかりです…。

 

おわりに

 

今回は、簡単ながら自分の所属するコースの概要を簡単にご紹介しました。

次回は、今学期(秋学期)に受けた授業の内容を、もう少し詳しくお話しします。

 

らー