大学職員、イギリスで学ぶ。

30代主夫のUCL留学体験記

移住、そして留学までのあらすじ(その4)

「イギリスに行って、何すんの?」

 

職場の大学の「配偶者同行休業」の制度により、休職という形で妻のイギリス赴任に帯同することが決まったわたし。

すっかり浮かれ気分になり、友人との飲み会で「来年からイギリスに行くんだ〜」と話していたら、冒頭の通りツッコミを入れられてしまいました。

 

 

わたし 「まだ詳しくは決めてないんだけど、留学してみたいと思ってるんだ」

友人  「そんなら、留学エージェントに相談してみたら?あたしの友達もそうしてたよ」

 

 

ほう。留学エージェントとな。

それまでそんなものが存在するとは全く知らなかったのですが、友人によれば、日本にはイギリスの学校(大学から専門学校、語学学校まで)への進学を斡旋する機関があるとのこと。

しかも、サポート内容にもよりますが、料金は無料のところもあると教えられ、それなら利用しない手はない!と思い、早速SI-UKという留学エージェントにネットで相談の予約を入れました。

 

 

留学エージェントのサポート内容についてはまた改めて別の記事に具体的に書く予定ですが、相談の結果、自分のようなペーペーの大学職員でも、イギリス大学院の高等教育関連の修士課程への入学が狙えるということが分かりました。

しかも、コースによっては、イギリスのトップ校とも言えるような大学にも合格の可能性はあるとのこと。

正直、「え、マジで、俺なんかでも…?逆に大丈夫か…?」と、イギリスの高等教育のレベルを一瞬疑いかけましたが、どうやらイギリスの大学院の入試では、日本の大学のような筆記試験は基本的にはなく、選考は書類審査のみ。また、実務経験を重視し、コースによっては関連領域での実務経験を必須としているところもあるということで、それなら自分にもチャンスがあるかも…という気になり、その日は意気揚々とエージェントのオフィスを後にしたのでした。

 

 

…と、ここまでが2018年5月までのできごと。そこから実際にイギリスの大学院に出願し、合格のオファーをもらうのが2020年6月なので、留学に至るまではなんと2年もの時間を費やしたということになります。

もちろん、何事に関しても腰が重くなりがちな自分自身の問題もありますが(苦笑)、それだけでなく、「何のために留学するのか?」ということに関し、自問自答を続けた時間でもありました。

この話については、かなりのボリュームになることが予想されるので、また改めて記事にしたいと思います。

 

 

というわけで、「あらすじ」と称してつらつらと書いてきましたが、こうして休職&留学への準備が進んでいき、2018年12月に無事に渡英し、現在はUCL IoEのComparative Educationのコースで勉強しています。

ところどころ、というか、だいぶ端折ったところもありますが(苦笑)、簡単な経緯ということで書かせていただきました。

次回からは、留学準備や留学先の授業の内容、イギリスでの主夫生活などについて書いていこうと思います。